「富良野や美瑛の絶景を1日で回りたいけれど、時間が足りなくなりそうで不安…」「渋滞に巻き込まれず、効率よく回るルートはないの?」ガイドブック通りに国道237号(通称:花人街道)だけを走ると、観光シーズンは駐車場待ちの渋滞に巻き込まれ、予定が破綻する可能性があります。「山側(十勝岳)」と「丘側(パノラマ)」を組み合わせた周回ルートを使えば、信号知らずで快適に絶景を巡ることができます。今回は、最も混雑する「8月のお盆」に実際に走行して快適さを実証した、道民推奨の「渋滞回避の1日モデルコース」を、札幌発・旭川発の2パターンでご紹介します。富良野・美瑛 観光マップ&モデルコース青いルート線が、今回推奨する「山側周回ルート」です。美瑛(北側)と富良野(南側)を繋ぐように南北を走る道路が国道237号(通称:花人街道)で、渋滞を極力避けるためにこの国道237号を避けるようなルートになっています。富良野・美瑛 観光マップ&渋滞回避ルート%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D1819fjTJiyz9hsKERIgqlBMuTMVQ5qs0%26ehbc%3D2E312F%26noprof%3D1%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3E富良野・美瑛モデルコース行程表時間帯【札幌発】混雑回避ルート【旭川発】朝の絶景独占ルート朝ファーム富田★混雑前に花畑攻略新栄の丘★誰もいない朝の丘を独占午前千望峠十勝岳望岳台★国道を避けて山へ避難ジェットコースターの路四季彩の丘★人気スポットを午前中に昼白ひげの滝&青い池Cafe de la Paix★森の中でランチCafe de la Paix白ひげの滝&青い池十勝岳望岳台★昼の混雑時は山へ午後四季彩の丘ジェットコースターの路新栄の丘★ピーク後に人気スポットへ千望峠ファーム富田★ピーク後に人気の花畑へ夕方札幌へ札幌へ富良野・美瑛は「丘」と「山」を組み合わせて回ろうなぜ、有名な「一本道」を行くと失敗するのか?富良野と美瑛を結ぶ国道237号線は、主要な観光スポットが数珠つなぎになっているため、観光シーズンはレンタカーと観光バスで大混雑します。「駐車場に入るまで30分待ち」「右折入場できずに迂回」といったタイムロスが積み重なり、予定していた場所に行けなくなるのが典型的な失敗パターンです。混雑を避けるなら「山側」を通る周回ルートそこで提案したいのが、混雑する国道(盆地の真ん中)を避け、「山側(東側)」と「丘側(西側)」をぐるりと回るルートです。メリット1:信号がほぼない山側の「十勝岳スカイライン」や、丘側の「農道」は信号がほとんどなく、移動時間が読めます。メリット2:涼しい(夏の場合)盆地は暑くなりやすいですが、標高の高い山側ルートは風が涼しく快適です。札幌発のルートと旭川発のルート本記事では、札幌発のルートと旭川発のルートの2つのルートを紹介します。「札幌近郊メインの北海道旅行なので旭川に一泊せずに回りたい」「旭川を拠点にした旅程なのでゆっくり回りたい」など、ご自身の北海道旅行の予定に合わせてどちらのルートにするか選んでください。どちらのルートもその日の内に札幌に帰る/行くことを前提にしたタイムスケジュールになっています。【札幌発】混雑ピークを避けて回るルートはこちら▼【旭川発】朝の絶景を独占するルートはこちら▼【札幌発】混雑ピークを避けて回るルート札幌から日帰りで向かう場合、「一番混む場所(ファーム富田)を朝一番に片付ける」のがおすすめです。その後、混雑してくる昼間の時間帯は、人の少ない山側へ逃げましょう。ファーム富田|混雑前に花畑を攻略富良野観光のハイライト、ファーム富田。ここはお昼前後が最も混雑します。10時台であれば、まだ観光バスの団体客も少なく、駐車場もスムーズに入れる可能性が高いです。【スポットの魅力】紫色のラベンダー畑が一面に広がる景色は圧巻。ラベンダーの見頃は例年7月中旬〜下旬ですが、8月に入ってもサルビアやマリーゴールドなど季節の花々が楽しめます。園内で販売されている「ラベンダーソフトクリーム」は必食。ラベンダー色のポストやスクーターなど、可愛らしいフォトスポットも点在しています。詳細記事:ファーム富田の見どころ千望峠駐車公園|混雑する国道をまたいで「山」へファーム富田を見終わったら、多くの車は国道237号へ戻りますが、ここが分かれ道です。あえてマイナーな「千望峠」を目指してください。ここを経由して、一気に山側のルートへ入ります。【スポットの魅力】「かみふらの八景」のひとつで、富良野と美瑛の丘陵地帯を一望できる隠れた絶景スポット。手前にはパッチワークのような畑、奥には十勝岳連峰や美瑛富士がそびえ立ちます。観光客も少なく、静かに景色を楽しめる穴場です。詳細記事:千望峠駐車公園のパノラマビュー十勝岳望岳台|標高930mで避暑タイム千望峠から山を登り、標高930mにある十勝岳望岳台へ。活火山の荒々しい岩肌と、眼下に広がる緑の大地のコントラストは必見です。【スポットの魅力】車を降りると硫黄の香りが漂い、ここが活火山であることを実感できます。目の前には噴煙を上げる十勝岳、反対側には美瑛・富良野の広大な盆地が見渡せます。夏でも風が涼しく、ドライブ中のリフレッシュに最適。防災シェルター内に綺麗なトイレや自販機があるのも嬉しいポイントです。詳細記事:十勝岳望岳台の絶景とアクセス白ひげの滝 & 青い池|コバルトブルーの絶景セット山から少し下ると、白金温泉エリアです。まずは橋の上から「白ひげの滝」を鑑賞し、車ですぐの「青い池」へ。このエリアの駐車場も混み合いますが、山側からアクセスすることで、美瑛市街から上がってくる渋滞の列とは別ルートでアプローチできます。【スポットの魅力】美瑛川にかかる橋の上から見下ろす、落差約30mの滝です。岩の隙間から白いひげのように水が流れ落ち、下の川は美しいコバルトブルーに染まっています。春から夏にかけては周囲の緑とのコントラストが美しく、まさに美瑛の大自然を感じられるスポットです。詳細記事:白ひげの滝のコバルトブルーCafe de la Paix|森の中でラクレットランチ白ひげの滝から美瑛市街へ降りる途中にある、森の中のレストラン「Cafe de la Paix(カフェ・ド・ラ・ペ)」へ。ルートの動線上にあるため、移動のロスがありません。【スポットの魅力】美瑛の森に佇む隠れ家のようなカフェ。おすすめは、専用の鉄板でとろとろに溶かしたチーズを、ソーセージや季節の野菜、パンにかけて食べる「ラクレット」です。ジューシーで優しい味わいのソーセージと濃厚なチーズの相性は抜群。静かな森の中で優雅なランチタイムを過ごせます。詳細記事:Cafe de la Paixで楽しむ森のランチ四季彩の丘|西日のパノラマロード午後は美瑛の「丘」エリアへ。広大な花畑が広がる「四季彩の丘」は、夕方に近づくにつれて西日を受け、花の色がより鮮やかに見えます。【スポットの魅力】東京ドーム3個分もの広大な丘に、ラベンダー、ひまわり、コスモスなど数十種類の花がストライプ状に植えられ、まるで「虹色の絨毯」のような絶景が広がります。8月にはひまわりが見頃を迎えることも。トラクターバスやカートで園内を回ったり、アルパカ牧場でエサやり体験も楽しめます。詳細記事:四季彩の丘のトラクターバス体験ジェットコースターの路|空へ続く直線道路四季彩の丘から車で数分。アップダウンの激しい直線道路が2.5kmも続く、人気のドライブルートへ。【スポットの魅力】 「かみふらの八景」のひとつで、その名の通り激しいアップダウンが繰り返される一本道です。急坂を登りきった頂上付近からは、富良野の田園風景と十勝岳連峰の大パノラマが一望でき、絶好の撮影スポットになっています。詳細記事:ジェットコースターの路のドライブルート新栄の丘|日本一の夕日スポット旅の締めくくりは、360度の視界が開ける「新栄の丘」へ。ここからなら、混雑する美瑛市街を通らずに旭川空港方面・旭川鷹栖ICへ抜けられるため、帰りの渋滞も最小限に抑えられます。【スポットの魅力】東には大雪山・十勝岳連峰、西には美瑛らしいなだらかな丘陵地帯が広がる、360度パノラマビューの展望公園。「日本一の夕日スポット」としても知られており、夕暮れ時には丘が黄金色に染まる感動的な景色に出会えます。詳細記事:新栄の丘展望公園の夕日【旭川発】朝の絶景を独占するルート旭川や美瑛周辺に前泊している方の特権は、「朝の静かな美瑛」を知れること。筆者が実際に回ったのも、この「北から入って南へ抜ける」ルートです。新栄の丘|誰もいない朝の景色朝の「新栄の丘」は、昼間の賑わいが嘘のように静寂に包まれています。澄んだ空気の中で見るパッチワークのような丘の風景は、早起きした人だけの特権です。【スポットの魅力】東には大雪山・十勝岳連峰、西には美瑛らしいなだらかな丘陵地帯が広がる、360度パノラマビューの展望公園。夕日の名所として知られていますが、実は午前中もおすすめ。空気が澄んでいる朝の時間帯は、遠くの山々がくっきりと見え、牧草ロールが転がる北海道らしい牧歌的な風景を独り占めできます。詳細記事:新栄の丘展望公園ジェットコースターの路|空へ続く直線道路観光バスが増える前に、人気のフォトスポットへ。【スポットの魅力】「かみふらの八景」のひとつで、その名の通りアップダウンの激しい直線道路が2.5kmも続きます。急坂を登りきった頂上付近からは、富良野の田園風景と十勝岳連峰の大パノラマが一望でき、絶好の撮影スポットになっています。詳細記事:ジェットコースターの路のドライブルート四季彩の丘|人気スポットを午前中にジェットコースターの路からすぐの場所にある「四季彩の丘」へ。人気スポットだけに混雑しますが、午前中の早い時間帯なら比較的スムーズに回れます。【スポットの魅力】東京ドーム3個分もの広大な丘に、ラベンダー、ひまわり、コスモスなど数十種類の花がストライプ状に植えられ、まるで「虹色の絨毯」のような絶景が広がります。8月にはひまわりが見頃を迎えることも。トラクターバスやカートで園内を回ったり、アルパカ牧場でエサやり体験も楽しめます。詳細記事:四季彩の丘Cafe de la Paix|早めの行動で混雑回避少し早めのランチをとることで、お昼時の行列を回避します。森の中の静かな雰囲気でエネルギーチャージ。【スポットの魅力】美瑛の森に佇む隠れ家のようなカフェ。おすすめは、専用の鉄板でとろとろに溶かしたチーズを、ソーセージや季節の野菜、パンにかけて食べる「ラクレット」です。静かな森の中で優雅なランチタイムを過ごせます。詳細記事:Cafe de la Paixで楽しむ森のランチ白ひげの滝 & 青い池|山側エリアのハイライトランチの後は、すぐ近くの白金エリアへ。迫力ある滝と神秘的な池をセットで楽しみます。ここから美瑛市街へ戻らず、山側へ向かうのがポイントです。【スポットの魅力】美瑛川にかかる橋の上から見下ろす、落差約30mの滝です。岩の隙間から白いひげのように水が流れ落ち、下の川は美しいコバルトブルーに染まっています。春から夏にかけては周囲の緑とのコントラストが美しく、まさに美瑛の大自然を感じられるスポットです。詳細記事:白ひげの滝のコバルトブルー十勝岳望岳台|活火山の迫力を体感標高を上げ、十勝岳スカイラインへ。混雑する下界(国道)を眼下に眺めながら、涼しい山の上で休憩しましょう。【スポットの魅力】 車を降りると硫黄の香りが漂い、ここが活火山であることを実感できます。目の前には噴煙を上げる十勝岳、反対側には美瑛・富良野の広大な盆地が見渡せます。夏でも風が涼しく、ドライブ中のリフレッシュに最適。詳細記事:十勝岳望岳台の絶景とアクセス千望峠|山側ルートで富良野方面へ十勝岳から上富良野町へ降りる際、国道へは出ずに「千望峠」を経由します。信号のない広域農道を走りながら、真正面に富良野西岳や芦別岳を望むドライブルートは爽快そのものです。【スポットの魅力】 「かみふらの八景」のひとつで、富良野と美瑛の丘陵地帯を一望できる隠れた絶景スポット。手前にはパッチワークのような畑、奥には十勝岳連峰や美瑛富士がそびえ立ちます。観光客も少なく、静かに景色を楽しめる穴場です。詳細記事:千望峠駐車公園のパノラマビューファーム富田|夕暮れの花畑ルートの最後は、中富良野のファーム富田へ。夕方の時間帯になれば、昼間のピーク混雑も少し落ち着いてきます。傾いた陽の光に照らされる花畑を散策し、そのまま三笠IC方面へ抜けて札幌へ帰還します。【スポットの魅力】紫色のラベンダー畑が一面に広がる景色は圧巻。ラベンダーの見頃は例年7月中旬〜下旬ですが、8月に入ってもサルビアやマリーゴールドなど季節の花々が楽しめます。園内で販売されている「ラベンダーソフトクリーム」は必食です。詳細記事:ファーム富田の見どころ現地で役立つ!ドライブ実用テクニック自由な旅には「レンタカー」がおすすめ富良野・美瑛エリアは鉄道やバスでもアクセスできますが、今回ご紹介した「山側ルート」や、点在する絶景スポットを効率よく巡るには、やはり車での移動が圧倒的に便利です。 公共交通機関は本数が限られているため、バスの時刻表に縛られず、気に入った景色があれば車を停めて深呼吸する。そんな自由な旅こそ、北海道ドライブの醍醐味です。【レンタカーの選び方】 北海道はレンタカー会社が非常に多いため、どこで借りるか迷ってしまうかもしれません。 おすすめは、大手レンタカー会社を一括比較できる「たびらいレンタカー」です。トヨタやニッポンレンタカーなど、信頼できる大手のみを掲載しており、免責補償料などが含まれた分かりやすい価格表示が特徴。また、「旭川で借りて札幌で返す」といった乗り捨て(ワンウェイ)利用も簡単に検索できます。旅のプランに合わせて、借りる場所と返す場所を自由に選べるのは大きなメリットです。札幌駅周辺のレンタカープラン一覧を見てみる札幌駅周辺→旭川駅周辺(乗り捨て)のレンタカープラン一覧を見てみる旭川駅周辺のレンタカープラン一覧を見てみる旭川駅周辺→札幌駅周辺(乗り捨て)のレンタカープラン一覧を見てみるトイレ・給油は「山に入る前」に済ませよう今回紹介した「山側ルート(十勝岳スカイライン周辺)」には、ガソリンスタンドやコンビニがありません。トイレ: 千望峠や望岳台防災シェルターにもトイレはありますが、数は多くありません。市街地にいるうちに済ませておきましょう。給油: 上富良野や美瑛の市街地でガソリンメーターを確認し、不安なら給油してから山へ向かってください。夏でも「羽織るもの」が一枚あると安心富良野盆地は夏になると30℃近くまで上がりますが、標高900mを超える「十勝岳望岳台」は風が強く、体感温度が下がります。車から降りた瞬間に「寒い!」とならないよう、薄手のパーカーやカーディガンが一枚あると快適に過ごせます。まとめ観光シーズンの富良野・美瑛でも、みんなが通る「国道」を避け、「山側」と「丘側」をうまく組み合わせるだけで、渋滞ストレスとは無縁のドライブが楽しめます。ぜひ今回のマップとモデルコースを参考に、北海道の絶景を効率よく巡ってください。美瑛・富良野だけでなく、北海道全域から旅の行き先を探している方は『道民が選ぶ 北海道おすすめ観光エリア11選 | 目的別に見つかる北海道旅行の行き先』の記事もどうぞ。こちらの記事では、札幌在住の道民である筆者が実際に訪れて「ここは本当に行ってよかった」と思えた場所を、季節・目的・エリア別にわかりやすく紹介します。定番の札幌・小樽・函館はもちろん、観光ガイドには載りにくい絶景スポット、日帰り温泉や地元グルメまで、地元目線でまとめています。