広大な北海道には、海・山・湖・温泉・グルメ・夜景と、季節ごとに違う魅力が詰まっています。しかし、あまりに広すぎて“どこに行けばいいのか分からない”という人も多いのではないでしょうか。この記事では、札幌在住の道民である筆者が実際に訪れて「ここは本当に行ってよかった」と思えた場所を、季節・目的・エリア別にわかりやすく紹介します。定番の札幌・小樽・函館はもちろん、観光ガイドには載りにくい道央や道東の絶景、日帰り温泉や地元グルメまで、地元目線でまとめました。「初めての北海道旅行でどこに行くか迷っている」「有名どころ以外の北海道も楽しみたい」そんな方に向けて、“行って良かった”リアルなおすすめを紹介します。道民が選ぶ|人気観光地ランキングTOP5北海道は広く、1回の旅行ですべてを巡るのは難しいもの。ここでは札幌に住む筆者が「実際に行ってよかった」「また行きたい」と思う観光地を5つ紹介します。1. 釧路・弟子屈エリア|湿原と湖の大自然道東の釧路・阿寒・摩周エリアは、北海道の中でも“手つかずの自然”を感じられる場所。摩周湖や阿寒湖の深い青色、釧路湿原の雄大な景観は、都会では味わえないスケール感があります。静かな湖畔の宿や温泉も多く、「観光地より自然に浸りたい」人には理想的なエリアです。筆者が訪れた中でも、美幌峠から見える広大な景色は忘れられない光景でした。おすすめ季節: 夏(雲海が見られる時期)〜秋(晴れやすい時期)見どころ: 美幌峠・摩周湖・釧路湿原展望台>詳しくは → 『道民おすすめ|弟子屈・摩周・釧路湿原エリア』章へ2. 小樽・積丹エリア|港町と積丹ブルーの海景色歴史ある港町・小樽と、積丹ブルーで知られる日本海沿いの絶景エリア。小樽では運河や古い倉庫街を散策しながら、海鮮やスイーツを楽しむことができます。そこから車を1時間ほど走らせると、透明度抜群の積丹ブルー「神威岬」や「島武意海岸」など、道内屈指の海の絶景スポットが点在。また。積丹のウニは道内でも随一の美味です。積丹の絶景とグルメはまさに“北海道の海の宝石”です。おすすめ季節: 春〜秋(特に夏の青い海が見える時期)見どころ: 小樽運河・天狗山展望台・神威岬・島武意海岸>詳しくは → 『道民おすすめ|積丹・小樽エリア』章へ3. 美瑛・上富良野|“The 北海道”な丘陵風景と青い池「北海道らしい景色が見たい」と思ったら、美瑛と上富良野が最有力。パッチワークのように広がる丘と一本の木が絵になる光景で、まさにポスターの世界です。地元民でも季節ごとに訪れるほど魅力的で、春の菜の花、夏のラベンダー、秋の黄金色の畑と表情を変えます。車を走らせながら写真を撮るのも楽しく、ドライブ旅行にぴったりのエリアです。おすすめ季節: 春〜秋(特に7月のラベンダー)見どころ: 青い池・四季彩の丘・ファーム富田>詳しくは → 『道民おすすめ|美瑛・上富良野エリア』章へ4. 函館エリア|夜景と異国情緒を感じる街歩き函館は何度行っても新しい発見がある、道民からの人気も根強い観光地です。夜になると「函館山」から眺める街明かりが宝石のように輝き、世界三大夜景にも数えられる絶景を楽しめます。朝は「函館朝市」で新鮮な海鮮丼を味わい、昼は「元町エリア」で歴史的建物や坂道の風景を散策。港町らしい開放感と、明治時代の洋風建築が残る異国情緒が魅力です。おすすめ季節: 初夏〜秋(夜景と港の風景がクリアに見える季節)見どころ: 函館山・元町・赤レンガ倉庫・朝市・五稜郭公園>詳しくは → 『道民おすすめ|函館エリア』章へ5. 登別温泉・洞爺湖|北海道を代表する名湯と湖札幌から車で2時間ほどで行ける登別・洞爺湖エリアは、温泉と自然のバランスが最高。 登別では「地獄谷」から湧き出る白濁の温泉に浸かり、洞爺湖では湖を望む露天風呂から絶景を満喫できます。日帰りでも泊まりでも楽しめるアクセスの良さが人気の理由。特に、温泉に浸かりながら見える洞爺湖の中島と遠くに見える羊蹄山は道民でも見惚れる美しさです。おすすめ季節: 通年(特に冬の雪見風呂が格別)見どころ: 地獄谷・第一滝本館・洞爺湖畔亭>詳しくは → 『道民おすすめ|登別・室蘭エリア』章と『道民おすすめ | 洞爺湖エリア』へ北海道観光の魅力とエリア選びの考え方北海道観光の魅力を一言で表すなら、「季節とエリアごとにまったく違う顔を見せること」です。同じ“北海道旅行”でも、札幌から1時間の小樽と、道東の釧路や阿寒ではまるで別の国のような風景が広がります。その広さは想像以上で、札幌〜函館間でも車で約5時間、札幌〜釧路間は6時間以上かかり、道内には空港が14か所もあります。1回の旅行で北海道すべてを巡るのは現実的ではないため、目的に合わせて季節とエリアを絞るのがポイントです。北海道の観光地としての特徴広さが日本の約22%:都道府県の中で圧倒的な面積を誇り、気候や景色もエリアによって大きく異なります。四季の変化がはっきり:春は桜と新緑、夏は花畑と避暑、秋は紅葉、冬は雪と温泉。季節によって「どこへ行くか」の選び方も変わります。グルメ・温泉・絶景のすべてが揃う:海・山・湖・街歩きの全てを1泊2日で味わえる場所も多く、テーマ別の旅に向いています。北海道観光は目的別でエリアを選ぶ筆者自身、北海道各地を日帰り・宿泊で巡ってきましたが、「目的×エリア」で旅をデザインすると満足度がぐっと上がります。下記は道民視点で見た「この目的ならここ!」という組み合わせの一例です。目的・テーマおすすめエリア特徴海を見たい・海鮮を食べたい小樽・積丹・オロロンライン日本海の絶景ドライブと新鮮な海の幸。晴れた日の積丹ブルーは必見。湖や山の自然を楽しみたい支笏湖・洞爺湖・ニセコ山に囲まれた湖と温泉。ドライブで景色の変化を楽しめる。温泉でゆっくりしたい登別・定山渓源泉かけ流しの名湯が多く、冬の雪見風呂が格別。北海道らしい広大な景色を見たい美瑛・上富良野丘陵地帯に広がるパッチワークの風景。夏の花畑ドライブが人気。野生動物や湿原など自然体験がしたい摩周・阿寒・釧路湿原雄大な自然と静けさ。エゾシカやタンチョウに出会えるかも。歴史と夜景を楽しみたい函館周辺異国情緒ある街並みと函館山の夜景。グルメも充実。旅の計画段階では、「どんな体験をしたいか」を先に決めてから地図を見るのがコツです。次の章では、こうした目的別に合わせた「絶景」「温泉」「グルメ」「ドライブ」などのテーマ別おすすめ観光地を紹介します。目的別に探す北海道観光の行き先北海道は広く、旅の目的によっておすすめのエリアがまったく変わります。絶景を見たい、温泉で癒やされたい、グルメを堪能したい——。この章では、旅のテーマ別に北海道のおすすめ観光地を紹介します。行きたい理由が決まれば、エリア選びもぐっとスムーズになります。絶景好きにおすすめの観光地どの季節に訪れてもスケールの大きな景色が迎えてくれるのが北海道の魅力。中でも「これぞ北海道」と言いたくなる絶景を楽しめるのが、次の4スポットです。神威岬(積丹ブルーを一望)積丹半島の先端に位置する神威岬は、海の青さが際立つ絶景ポイント。岬へと続く「チャレンカの小道」を歩くと、左右に積丹ブルーの海が広がります。風が強い日は遊歩道の途中で引き返す人もいますが、そのぶん晴れた日の眺めは格別。>詳しくは → 『道民おすすめ|積丹・小樽エリア』章へ美瑛の丘(四季で変わるパッチワークの風景)美瑛町の丘陵地帯は、季節によって畑の色合いが変わる「パッチワークの路」が有名。春は新緑、夏は小麦とジャガイモの花、秋は黄金色に染まる丘が広がります。どこを切り取っても絵になる風景で、写真好きにとっても楽園のような場所です。>詳しくは → 『道民おすすめ|美瑛・上富良野エリア』章へ美幌峠(屈斜路湖を一望できる道東の名所)道東を代表する絶景スポットのひとつ。標高525mの峠からは、日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖を一望できます。朝に訪れると湖に霧がかかる幻想的な光景が見られ、晴れの日は遠くに摩周岳まで見渡せます。>詳しくは → 『道民おすすめ|弟子屈・摩周・釧路湿原エリア』章へトッカリショ展望台(室蘭八景のひとつ・断崖の絶景)太平洋に面した断崖から、白鳥大橋や奇岩が並ぶ海岸線を望む展望台。日中の海の青さも素晴らしいですが、夕方に訪れると空と海がオレンジに染まり、まさに“絵になる風景”です。夜には白鳥大橋のライトアップも楽しめます。>詳しくは → 『道民おすすめ|室蘭・登別エリア』章へ温泉で癒される旅自然の中で心も体もほぐれるのが、北海道の温泉旅。硫黄や塩化物泉、鉄泉など泉質のバリエーションも豊富で、どの温泉地にも個性があります。登別温泉(地獄谷を望む北海道屈指の名湯)火山活動の名残を感じる「地獄谷」から立ちのぼる湯けむり。9種類もの泉質を楽しめる日本有数の温泉地です。特におすすめなのは第一滝本館。地獄谷を望む大浴場は圧巻。5つの泉質を35の湯船で楽しめ、露天風呂からの景色も開放感抜群です。>詳しくは → 『道民おすすめ|登別・室蘭エリア』章へ定山渓温泉(札幌中心部から約1時間の手軽な湯治地)札幌市民にとって最も身近な温泉郷。四季折々の渓谷美が楽しめ、特に秋の紅葉は圧巻です。特におすすめなのは豊平峡温泉。加温・加水なしの源泉100%かけ流し。とろみのある湯が特徴で、名物のインドカレーも絶品。>詳しくは → 『道民おすすめ|定山渓エリア』章へ支笏湖温泉(レイクビューの絶景温泉)支笏湖の湖畔に佇む温泉地。湖面に映る風不死岳と夕陽のコントラストは忘れられないほど美しいです。特におすすめなのは丸駒温泉旅館。湖畔ギリギリにある秘湯で、湖と一体になった露天風呂からの眺めはまさに圧巻。>詳しくは → 『道民おすすめ|支笏湖エリア』章へ川湯温泉(硫黄山の恩恵を受ける温泉)硫黄の香りが立ちのぼる温泉街。湯量が豊富で泉質は強酸性の硫黄泉。特におすすめなのは川湯観光ホテル。エントランスから既に漂う強烈な硫黄温泉。身体の芯から温まる湯が人気。>詳しくは → 『道民おすすめ|弟子屈・摩周・釧路湿原エリア』章へ札幌近郊の温泉を探している方は、札幌近郊の日帰り温泉21選【2025年最新版】も合わせて読んでみてください。グルメを楽しむ旅北海道は“食の宝庫”。港町の新鮮な海鮮からスイーツ、名物グルメまで、旅の目的が「食」でも満足できます。海鮮なら → 小樽(青塚食堂)・積丹(ウニ)小樽・祝津の青塚食堂では、旬の貝やホッキ、ホタテの焼き物が人気。夏の積丹では新鮮な生ウニ丼をぜひ。>詳しくは → 『道民おすすめ|積丹・小樽エリア』章へスイーツなら → 小樽ルタオ・札幌の六花亭北海道スイーツの代表格。ルタオ本店では限定スイーツも販売中。六花亭のカフェでは焼きたてサクサクのマルセイバターサンドが味わえます。北海道名物なら → ジンギスカン(札幌・松尾)・スープカレー地元民の定番は「だるま」のジンギスカン。スープカレーなら「ラマイ」や「GARAKU」など札幌市内に人気店が揃います。ドライブ・自然・写真スポット巡り車があれば、北海道の旅は何倍も楽しくなります。ドライブしながら絶景・自然・温泉をまとめて楽しめるのが、道民が愛する旅のスタイルです。%3Ciframe%20width%3D%22773%22%20height%3D%22435%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FepIoM1WB4LY%22%20title%3D%22%E7%BE%8E%E5%B9%8C%E5%B3%A0%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E5%8B%95%E7%94%BB%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E美幌峠(眼下に広がる絶景)眼下に見える壮大な自然を眺めながら走る美幌峠は北海道のドライブの醍醐味。道の駅もあるのでドライブにぴったりです。>詳しくは → 『道民おすすめ|弟子屈・摩周・釧路湿原エリア』章へ積丹(神威岬の絶景)海沿いを走るだけでテンションが上がるルート。神威岬の積丹ブルーは何度見ても感動します。>詳しくは → 『道民おすすめ|積丹・小樽エリア』章へ摩周湖(霧の中に浮かぶ神秘の湖)晴れの日は青く澄み渡る湖面、霧の日は幻想的な雰囲気。どちらも“当たり”の摩周湖です。>詳しくは → 『道民おすすめ|弟子屈・摩周・釧路湿原エリア』章へオロロンライン(果てしない水平線)石狩から留萌へ続く海岸線。日本海に沈む夕陽とまっすぐな道が北海道らしいスケール感を感じさせます。>詳しくは → 『道民おすすめ|オロロンラインエリア』章へ夜景・イルミネーションを楽しむ旅北海道の夜は、昼とはまったく違う表情を見せてくれます。空気が澄んでいるぶん、夜景やイルミネーションの輝きがいっそうクリアに感じられるのも魅力です。札幌在住の筆者が実際に訪れて「これは本当に感動した」と思った夜景スポットを紹介します。函館山(国内屈指の夜景)「100万ドルの夜景」と称される函館山の展望台からの景色は、何度見ても圧倒的。海に挟まれた街の光がくびれた形に輝くのが函館ならではの特徴で、まるで宝石を散りばめたような美しさです。夜景はもちろん、日没直後のマジックアワーもおすすめ。特に冬は空気が澄んでいるため、光がより鮮明に映えます。>詳しくは → 『道民おすすめ|函館エリア』章へ室蘭・白鳥大橋(工場夜景+海の光)道南・室蘭のシンボルでもある白鳥大橋。夜になると青白い光に包まれ、背後には工場夜景が広がります。車のヘッドライトや海面の反射が加わって、まるでSF映画のような非日常感。展望ポイントは祝津展望台やトッカリショ展望台など複数あり、見る角度によって印象が変わるのも面白いです。>詳しくは → 『道民おすすめ|室蘭・登別エリア』章へ小樽天狗山(北海道三大夜景)小樽市街地と石狩湾を一望できる夜景スポット。函館山・札幌藻岩山と並んで「北海道三大夜景」に選ばれています。山頂へはロープウェイでアクセスでき、冬の夜は雪景色と街明かりのコントラストが幻想的。山頂の展望台には「鼻なで天狗」もあるので、夜景を見ながら運試しも楽しめます。>詳しくは → 『道民おすすめ|小樽エリア』章へ子どもと楽しむ体験スポット広い北海道には、子どもが夢中になる体験スポットがたくさんあります。動物とふれあったり、自然の中で学んだり——家族みんなが笑顔になれる場所を紹介します。旭山動物園(行動展示の元祖)日本でもっとも有名な動物園のひとつ。動物本来の動きを間近で見せる「行動展示」で全国的に知られています。ペンギンが頭上を泳ぐ「ぺんぎん館」や、アザラシが筒状の水槽を通る「マリンウェイ」など、どの展示も迫力満点。冬の「ペンギンの散歩」は特に人気で、雪の上を歩く姿に子どもも大人も笑顔になります。おたる水族館(イルカショー・トドショー)祝津の海辺にある水族館で、イルカやトド、アザラシのショーが楽しめます。夏は外のプールでダイナミックなジャンプが見られ、冬は屋内展示で海の生き物をじっくり観察。高台にあるため海を見渡すロケーションも抜群で、動物と景色の両方を楽しめます。のぼりべつクマ牧場(山頂からの絶景とヒグマ)ロープウェイで山頂に登ると、目の前にたくさんのエゾヒグマ。餌をねだる仕草がかわいらしく、子どもたちに大人気です。展望台からは倶多楽湖(くったらこ)を見渡せる絶景もあり、動物園+観光の両方を楽しめます。>詳しくは → 『道民おすすめ|登別・室蘭エリア』章へ季節で選ぶ北海道観光の魅力北海道は四季の変化がはっきりしており、訪れる季節によってまったく違う表情を見せます。春は花と新緑、夏は絶景ドライブ、秋は紅葉とグルメ、冬は雪景色と温泉。どの季節に来ても「その時だけの北海道」を楽しめるのが、この土地の魅力です。春(4〜6月)|花と新緑に包まれる季節雪解けが進む4月から、北海道の自然は一気に色づきます。道南では桜が咲き始め、松前公園や函館・五稜郭公園では見事な桜が咲き誇ります。札幌や小樽でも5月には桜が見頃を迎え、新緑と花のコントラストが美しい時期です。5月に札幌大通りではライラックまつりが開催。本州ではあまり見かけないライラックが咲き誇ります。美瑛や富良野ではチューリップや菜の花が咲き、穏やかなドライブにぴったりの季節。日差しもやわらかく、観光にも心地よい時期です。夏(7〜8月)|花畑と青空、北海道らしいスケール感夏の北海道は、本州よりも涼しく過ごしやすいのが特徴。美瑛や富良野のラベンダー畑が見頃を迎え、紫のじゅうたんが丘一面に広がります。美瑛の「四季彩の丘」や富良野の「ファーム富田」は、この季節の代名詞ともいえる絶景スポットです。また、積丹では夏限定の味覚「ウニ」が旬を迎えます。特に6〜8月にかけては、地元漁港で獲れたウニをその場で味わえる店も多く、積丹ブルーの海を望みながらの食事は格別。近くの神威岬(かむいみさき)では、透明度の高い海と切り立った断崖が織りなす景観を楽しめ、夏の北海道らしいドライブコースとして人気です。秋(9〜10月)|紅葉と食欲の季節9月に入ると、道北や道東から少しずつ紅葉が始まります。大雪山や阿寒湖、定山渓温泉などは紅葉の名所。赤や黄色に染まる木々が湖面に映る景色は息をのむ美しさです。また、秋は食の旬が重なる季節でもあります。サンマや秋鮭などの海産物、じゃがいもやかぼちゃといった秋野菜、そして新そばが楽しめる時期。観光とグルメ、どちらも充実する季節です。冬(11〜3月)|雪景色と温泉、幻想的な祭りの季節雪の季節になると、北海道はまるで別世界に。札幌では「さっぽろ雪まつり」、支笏湖では「氷濤まつり」といった冬ならではのイベントが開催されます。温泉地では雪見風呂が楽しめ、登別温泉や定山渓温泉、洞爺湖温泉などはこの時期に特に人気です。また、函館山や小樽天狗山の夜景も冬は空気が澄んでより美しく見えます。イルミネーションに包まれる街歩きも、この季節ならではの楽しみです。季節のイベント&体験北海道はエリアごとに季節のイベントが豊富。自然や文化を体感できる催しも多く、旅の思い出をより特別なものにしてくれます。春:松前公園の桜まつり、函館・五稜郭公園の桜夏:富良野ラベンダーまつり、YOSAKOIソーラン祭り(札幌)秋:定山渓の紅葉かっぱバス、函館はこだてグルメサーカス冬:さっぽろ雪まつり、支笏湖氷濤まつり、小樽雪あかりの路道民おすすめ|北海道主要観光エリアガイド「どこを拠点に回ればいいのか分からない」という声に応えて、道民の筆者が主要エリアごとの見どころを厳選。札幌・小樽・函館といった定番から、道東やオロロンラインなど地元目線の穴場まで、それぞれの魅力と特徴をまとめました。旅の計画にぜひ役立ててください。札幌・定山渓エリア|都市と自然、両方楽しめる北海道の玄関口北海道観光の出発点といえば札幌。都市らしいグルメや夜景に加え、車で1時間も走れば自然と温泉が広がるのが魅力です。大通公園とさっぽろテレビ塔札幌中心部のランドマーク。四季折々の花やイベントが開催され、冬は「さっぽろ雪まつり」でにぎわいます。テレビ塔展望台からは碁盤の目に広がる札幌の街並みを一望できます。豊平峡ダム札幌市街から車で1時間ほど。秋の紅葉はもちろん、夏の青々とした渓谷も見事です。電気バスでダム上まで行くと、放流の迫力と自然のコントラストが楽しめます。豊平峡温泉源泉100%かけ流しの秘湯。辺りには山の景色が広がり、四季の自然を感じながら温泉を楽しめます。名物のインドカレーも人気で、食と温泉を一度に味わえるのも魅力です。ホテル鹿の湯(定山渓温泉)野生の鹿が傷を癒したと伝わる名湯。2022年に新設されたサウナ「鹿の蒸」は、サウナーにも人気。源泉かけ流しの湯に癒やされながら、豊平川のせせらぎを感じられるのが魅力です。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D1Y9bPmjemnoVa-X4nJzGb8b-Qki2kN7c%26ehbc%3D2E312F%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3E都会と自然をどちらも味わいたい人にぴったりのエリア。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『ダム&温泉で自然を満喫!定山渓日帰りドライブコース』の記事へ小樽・積丹エリア|海と街のロマンを感じる旅小樽のノスタルジックな街並みと、積丹ブルーの海。海沿いを走るドライブコースは、北海道でも指折りの絶景ルートです。小樽運河石造りの倉庫群とガス灯が並ぶ運河沿いは、昼も夜もフォトジェニック。クルーズ船に乗ると、運河の歴史や街並みを別角度から楽しめます。青塚食堂(祝津)小樽港から車で10分ほどの漁師町にある食堂。旬のホタテやホッキ貝の焼き物、にしん丼が絶品。今が旬でおすすめのメニューを店員さんに聞いてみるのも良いでしょう。天狗山展望台ロープウェイで登る山頂からは小樽の街と石狩湾を一望。夜景は「北海道三大夜景」のひとつにも数えられます。神威岬(積丹)積丹ブルーと呼ばれる海の青さは本当に別格。岬の先端まで歩く遊歩道から見る海と断崖のコントラストは、道民でも息をのむ美しさです。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D18-85X-qJcDpbivitqz-8icI7cuIoX80%26ehbc%3D2E312F%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3E海鮮も景色も楽しみたいならこのエリア。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『海と夜景を満喫!小樽&余市ドライブコース【札幌から日帰り】』の記事と『積丹ブルーとウニを満喫!札幌から積丹日帰りドライブ』の記事へ支笏湖エリア|札幌近郊でレイクビューと温泉を札幌から車で約1時間半。手軽に行ける距離ながら、静けさと雄大な自然が広がるのが支笏湖エリアです。水質は日本屈指の透明度を誇り、湖と山が織りなす景観はまさに「北海道らしい原風景」。冬には「支笏湖氷濤まつり」が開催され、幻想的な氷の世界が広がります。丸駒温泉旅館湖畔ぎりぎりに建つ、創業100年以上の老舗温泉宿。辺りには風不死岳(ふっぷしだけ)をはじめとした山々が広がり、静寂の中に湖面のきらめきが映えます。足元から源泉が湧く天然露天風呂は全国でも希少で、まさに“湖と一体になる”ような感覚を味わえる秘湯です。支笏湖温泉街支笏湖の東岸に広がる温泉街は、湖畔散策・グルメ・観光船がそろう観光拠点。飲食店や土産店が立ち並び、支笏湖観光の中心地になっています。「お食事処 寿」では、支笏湖名物ヒメマス(チップ)を焼き・生・お吸い物など多彩な調理法で堪能できます。さらに温泉街から出発する水中遊覧船では、透明度の高い湖底を間近に観察可能。支笏湖特有の柱状節理を水中から見られる貴重な体験です。湖畔には真っ赤な山線鉄橋もあり、青い湖面とのコントラストが美しいフォトスポットとして人気です。支笏湖氷濤まつり(冬限定)冬の風物詩として全国的に知られる氷の祭典。湖の水を吹き付けて作る氷のオブジェが青く輝き、夜はライトアップで幻想的な雰囲気に。厳冬の支笏湖が生み出す、北海道らしい冬の絶景イベントです。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D1bUJ2bRI7rnjEK0XnOtoATYVsbYnUMtA%26ehbc%3D2E312F%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3Eアクセスが良くて、自然も豊かな場所でゆっくり過ごしたい方におすすめのエリア。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『札幌から1時間!支笏湖日帰りドライブコース』の記事へニセコ・羊蹄山エリア|雄大な山と湧水をめぐる自然ドライブ旅札幌から車で約2時間半。富士山のような美しい円錐形の山容から「蝦夷富士(えぞふじ)」と呼ばれる羊蹄山(標高1,898m)を中心に、ニセコや真狩、倶知安といった自然豊かな町が広がります。冬はスキーリゾートとして知られるエリアですが、雪のない季節も見どころが多く、羊蹄山の伏流水や広大な農地、雄大な山並みを眺めながらのドライブは格別です。特に晴れた日に走るニセコパノラマラインは、北海道らしいスケールを感じられるルート。羊蹄山の裾野をぐるりと一周するドライブは1日かけて巡る価値があります。%3Ciframe%20width%3D%22500%22%20height%3D%22889%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FLtS5BxEFKsA%22%20title%3D%22%E3%80%90%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%80%91%E9%81%93%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E4%BD%87%E3%82%80%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1%20%23%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%20%23%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1%20%20%23%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%20%23%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88%20%20%23%E7%9B%B8%E5%B7%9D%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%20%23shorts%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E相川ビューポイントパーキング喜茂別町の国道276号沿いにある、羊蹄山を正面から望む絶景スポット。まっすぐに伸びる道の先に堂々とそびえる姿は圧巻で、朝夕の光で山肌の陰影が変わり、時間帯によって異なる表情を楽しめます。駐車スペースもあり、ドライブ途中の立ち寄りにもぴったりです。農家のそばや羊蹄山羊蹄山の伏流水と自家栽培のぼたんそばを使った本格手打ちそばが人気の名店。看板メニューの「豆腐そば(十割そば)」は、名物「すごい豆腐」と削りたての鰹節を添えた優しい味わい。「生わさび丼」も人気で、長野・安曇野産のわさびのまろやかな辛みがご飯とよく合います。店の裏手には小さな沼があり、水面に羊蹄山が映り込む「逆さ羊蹄山」が見られることも。食事と景色の両方を楽しめる立ち寄りスポットです。ニセコパノラマラインニセコの山々を縫うように走る、絶景ドライブルート。新緑の季節はもちろん、紅葉の時期もおすすめで、雄大なニセコ連山と眼下に広がる街並みを眺めながら走る時間は格別。ドライブそのものを目的に出かけたくなる道です。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D1YO5YHeOn6IhpMI0Kw58GVgchlul6Vss%26ehbc%3D2E312F%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3E雄大な山の景色を楽しみたい方におすすめのエリア。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『羊蹄山をぐるっとドライブ!札幌発ニセコ日帰りモデルコース』の記事へ登別・室蘭エリア|温泉と断崖の絶景を巡る旅札幌から車で約2時間。太平洋側に位置する登別・室蘭エリアは、雪の影響が比較的少なく、冬でもアクセスしやすいのが特徴です。温泉・自然・グルメがバランスよくそろっており、日帰りでも泊まりでも満喫できます。登別地獄谷登別温泉の源泉地で、噴気が立ち上る荒々しい地形が「地獄谷」と呼ばれる所以。谷沿いに整備された遊歩道を歩けば、硫黄の香りとともに温泉の力強さを肌で感じられます。のぼりべつクマ牧場ロープウェイで山頂にある牧場へ。間近で見るヒグマは迫力満点ですが、どこか愛嬌もあります。展望台からは倶多楽(くったら)湖を一望でき、写真映えも抜群です。第一滝本館明治創業の老舗宿。地獄谷を見下ろす露天風呂と、5つの泉質・35の湯船が自慢。露天風呂からは噴煙の上がる地獄谷の景色を楽しめます。トッカリショ展望台(室蘭)高さ100mを超える断崖と、果てしなく広がる太平洋の青。海と空の境があいまいになるほどのスケール感で、まさに「北海道の海の絶景」を体感できます。室蘭八景のひとつにも数えられ、夕陽の時間帯は特に美しいです。温泉で癒やされ、海の絶景で心が洗われる——。登別・室蘭は、自然の力を五感で感じられる“癒やしと絶景のエリア”です。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『登別温泉ドライブコース【札幌からゆったり日帰り温泉旅】』と、『室蘭八景ドライブコース【札幌から日帰りで満喫】』の記事へ洞爺湖エリア|湖と温泉でのんびり過ごすリゾート旅洞爺湖エリアは、湖と温泉が隣り合う北海道らしい癒しの観光地。札幌から車で約2時間、四季で表情を変える湖畔と、レイクビューの温泉宿が魅力です。湖と山のコントラストが美しく、ドライブや温泉、自然散策を一度に楽しめます。有珠山ロープウェイ洞爺湖を見下ろす標高737mの有珠山山頂へ、ロープウェイで約6分。山頂展望台からは洞爺湖と昭和新山、噴火の痕跡を間近に見ることができます。活火山ならではの地形を実感できるスポットです。サイロ展望台洞爺湖を一望できる人気の展望台。中島や有珠山を望む大パノラマが広がり、季節によっては雲海に包まれる朝の風景も見られます。売店やカフェもあり、ドライブ途中の立ち寄りにぴったりです。洞爺湖畔亭洞爺湖温泉街にある宿で、最上階の展望浴場からは洞爺湖と遠くにそびえる羊蹄山を一望。澄んだ空気の中、湖面の向こうに雄大な羊蹄山を眺めながら浸かる温泉は格別です。日帰り入浴も可能で、旅の途中で温泉と絶景を同時に楽しめます。湖×温泉の組み合わせは、北海道でも屈指の癒やしエリア。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『洞爺湖ドライブコース【札幌から日帰りで満喫】』の記事へ美瑛・上富良野エリア|丘のパッチワークと花々が彩る絶景ロード美瑛・上富良野エリアは、北海道らしい雄大な丘陵風景が広がる人気観光地。季節ごとに花の色が変わり、まるで「パッチワークの大地」のように見える丘が点在しています。のんびりと車を走らせながら、自然のリズムと景色を楽しめるエリアです。%3Ciframe%20width%3D%22380%22%20height%3D%22675%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F0Oz1bT0z0_c%22%20title%3D%22%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B7%AF%EF%BC%A0%E7%BE%8E%E7%91%9B%20%23%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%20%23%E7%BE%8E%E7%91%9B%20%23%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%B7%AF%20%23shorts%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E四季彩の丘美瑛を代表する花の名所で、春から秋にかけてラベンダー、ひまわり、コスモスなど季節ごとの花々が丘一面を彩ります。大雪山系を背景に、虹色のじゅうたんのように広がる風景はまさに北海道の原風景。カートで花畑を巡ることもでき、アルパカ牧場など家族でも楽しめる体験スポットです。ジェットコースターの路「かみふらの八景」のひとつに数えられる、アップダウンの激しい直線道路。周囲には富良野らしい丘陵と田園風景が広がり、まっすぐ続く道の先に広がる景色はまさに“北海道の一本道”。北側(美瑛方面)から進むと起伏が最も綺麗に見え、ドライブの途中に立ち寄りたい絶景スポットです。白ひげの滝十勝岳の麓、美瑛川にかかる「青い滝」として知られるスポット。透明度の高い水が白い筋を描いて落ちる様子は、まさに「白ひげ」の名の通りです。橋の上から眺める滝と、美瑛岳・十勝岳を背景にした雄大な景観が印象的。すぐ近くには人気観光地の青い池もあり、あわせて巡るのがおすすめです。季節ごとに変わる風景を楽しめる、北海道屈指の人気エリア。札幌発1泊2日のモデルコースは → 『【美瑛・富良野エリア】花と丘の風景を巡る、北海道らしいドライブ旅』の章へ帯広・十勝エリア|牧歌的な風景とグルメ、癒やしの温泉どこまでも続く地平線と、広大な畑が織りなす十勝平野。帯広・十勝エリアは、北海道らしい牧歌的な風景と食の豊かさ、そしてモール温泉などの名湯が楽しめる場所です。札幌から車で約3時間半、帯広空港からは市街地まで20分ほどとアクセスも良好。自然とグルメ、温泉のすべてをゆったり楽しみたい人にぴったりのエリアです。ナイタイ高原牧場|果てしない地平線を見渡す絶景ドライブ上士幌町にあるナイタイ高原牧場は、国内最大級の公共牧場。標高約800mにある展望台からは、十勝平野がどこまでも続く絶景が広がっており、まさに北海道の原風景そのもの。牧場内の「ナイタイテラス」では、地元産ミルクのソフトクリームやハンバーガーも楽しめます。帯広競馬場(ばんえい十勝)|世界で唯一の“ばんえい競馬”世界で唯一、重い鉄そりを馬が引く「ばんえい競馬」が行われているのが、帯広競馬場。迫力あるレースを間近で見られるのはもちろん、場内には子どもが遊べるスペースや地元グルメ屋台もあり、家族連れでも楽しめます。豚丼のとん田|地元民も並ぶ帯広のソウルフード帯広といえば“豚丼”。その中でも人気の高い「ぶた丼のとん田」は、地元民にも愛される名店です。炭火で香ばしく焼いた豚ロースに、甘辛い特製タレが絡み、白ごはんが止まらない美味しさ。昼時は混み合いますが、並ぶ価値のある一杯です。十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭|美肌の湯モール温泉で癒やしの時間を十勝川温泉は、植物性有機物を多く含む“モール温泉”として知られる名湯。世界的にも珍しい泉質で、肌がすべすべになる「美人の湯」として人気です。中でも「第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭」は、十勝川の流れを望む露天風呂が魅力。広々とした湯船から沈む夕陽を眺めれば、旅の疲れもゆっくりと癒やされます。道の駅おとふけ なつぞらのふる里|スイーツと地元グルメが集う人気スポット2022年にオープンした新しい道の駅。ドラマ『なつぞら』の舞台として知られる音更町にあり、地元のチーズ・ジェラート・スイーツが揃います。開放的なフードコートでは、十勝産小麦のピザやソフトクリームなど、地元の味覚を気軽に楽しめます。広大な平野と温泉から酪農グルメまで楽しめる、北海道らしさが詰まった人気エリア。帯広空港発1泊2日のモデルコースは → 『【帯広・十勝エリア】牧歌的な風景と温泉でのんびり過ごす1泊2日旅』の章へ釧路・阿寒・弟子屈エリア|湖と湿原が織りなす道東の大自然を体感道東を代表する自然景観の宝庫、釧路・阿寒・弟子屈エリア。広大な湿原と神秘的なカルデラ湖が点在し、北海道の「原風景」と呼ぶにふさわしいスケールを誇ります。晴れた日には遠くの山々まで見渡せる大パノラマが広がり、静けさの中で自然と向き合う時間を楽しめます。美幌峠(びほろとうげ)屈斜路湖を眼下に望む標高525mの峠。展望台からは、湖と中島、さらに大雪山系までを一望する360度の絶景が広がります。夏は緑と湖面の青が鮮やかで、冬は雪原と雲海に包まれる幻想的な風景に。「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」も併設されており、名物・じゃがいもソフトクリームなど地元グルメも楽しめます。摩周湖(ましゅうこ)「摩周ブルー」と呼ばれる深い青が印象的な、日本有数の透明度を誇るカルデラ湖。第1展望台からは霧に包まれた幻想的な湖面や、晴れた日に輝く青い水面を間近に眺められます。観光施設も整っており、売店やカフェでの休憩にも便利。時間帯や天候によって全く違う表情を見せるのも魅力です。釧路湿原(コッタロ湿原展望台・細岡展望台)日本最大の湿原で、タンチョウやエゾシカなど多様な野生動物が暮らす自然の宝庫。北部にあるコッタロ湿原展望台では、人工物の少ない原始的な風景を一望でき、静けさの中で湿原の息づかいを感じられます。一方、東端の細岡展望台は観光施設が整い、蛇行する釧路川を見下ろす絶景ポイント。特に夕暮れ時は湿原がオレンジ色に染まり、息をのむ美しさです。初めて訪れる人は細岡、静かに自然と向き合いたい人はコッタロ、と目的に応じて選ぶのもおすすめです。北海道の大自然を満喫できる人気エリア。札幌(丘珠空港)発2泊3日のモデルコースは → 『【釧路・摩周・美幌峠エリア】湖と湿原を巡る、道東の大自然コース』の章へオロロンラインエリア|果てしない水平線と風の大地を走る道北海道の日本海沿いを北へと走る「オロロンライン」。留萌から稚内まで続くこのルートは、道民の間でも「北海道らしい絶景ドライブ」として人気の道です。果てしなく続く水平線、風に揺れる草原、遠くに浮かぶ利尻島のシルエット――。走るだけで旅の原点に帰れるような、静かな感動がここにはあります。サロベツ原野駐車場(オトンルイ風力発電所)オロロンラインを代表する絶景ポイント。28基の巨大な風車が海沿いに立ち並ぶ姿は圧巻で、風の強い日には一斉に回るブレードが迫力満点です。晴れた日には遠くに利尻島や礼文島を望むことができ、日本海の青と風車の白が織りなすコントラストが美しいスポット。ドライブの途中に立ち寄りたい北海道らしい光景です。夕来展望所(ゆうくる)利尻島を最も間近に望める展望スポットとして知られる隠れた名所。小さな駐車スペースからは、晴天時に日本海に浮かぶ利尻島と礼文島のシルエットを一望できます。観光地化されていない静かな雰囲気も魅力で、オロロンラインの雄大な自然をじっくり感じたい人にぴったり。夕暮れ時には海が茜色に染まり、幻想的な時間を過ごせます。海鮮炉端 うろこ亭(稚内)ドライブの締めくくりに立ち寄りたい稚内港近くの人気海鮮店。名物は稚内名産の「たこしゃぶ」。ミズダコをさっと出汁にくぐらせると、やわらかく旨味が広がります。ほかにもホッキフライやウニ・ホタテなど、港町ならではの新鮮な味覚が揃う一軒。ドライブの余韻を美味しい海の幸で締めくくるのに最適です。北海道×海岸線ドライブといえばオロロンライン。ドライブコースやスポットの詳細な魅力は → 『オロロンライン絶景ポイントおすすめ8選 ~日本海沿いを走る絶景ドライブ~』の記事へ函館周辺エリア|夜景と歴史が彩る南北海道の街歩き異国情緒あふれる港町・函館は、北海道の中でも歴史とロマンを感じられる特別な場所。開港都市として発展してきた背景から、坂道の多い街並みや洋風建築、港を望む夜景など、歩くだけでも絵になる景色が点在しています。観光の中心部はコンパクトにまとまっており、1日で主要スポットを効率よく巡れるのも魅力です。函館山(夜景)「100万ドルの夜景」と称される函館山の夜景は、世界三大夜景にも数えられるほど有名。山頂の展望台からは、海に囲まれた函館の街が光の帯となって広がります。日没直後のブルーアワーには、空のグラデーションと街明かりが溶け合う幻想的な光景に。ロープウェイや車で簡単にアクセスでき、夜だけでなく昼間の眺望もおすすめです。五稜郭公園(歴史と桜の名所)星形の堀が特徴的な五稜郭は、幕末の箱館戦争の舞台として知られる歴史スポット。春には約1,600本の桜が咲き誇り、北海道有数の花見名所として多くの人で賑わいます。すぐそばの「五稜郭タワー」からは、星形の全景を見下ろすことができ、その美しい形に感動。歴史散策と季節の風景、どちらも楽しめる場所です。トラピスト修道院明治時代に創設された日本初の男子トラピスト修道院。一直線の並木道の先に赤レンガの修道院が建つ風景は、まるでヨーロッパの片田舎のよう。修道院の敷地内にはバターやクッキーなどの名物を販売する売店があり、お土産にもぴったりです。静かな時間が流れる場所で、函館観光の合間に立ち寄ると心が落ち着くスポットです。モデルコースで見る北海道観光プラン北海道は広く、移動時間の感覚がつかみにくいのが難点。この章では、新千歳空港や札幌などを起点にした「1泊2日~2泊3日でも無理なく回れるモデルコース」を紹介します。札幌在住の筆者が実際に回った場所を選んでいるので、はじめての北海道旅行でも無理なく楽しめるルートになっています。【洞爺湖・登別・室蘭エリア】火山と温泉、海の絶景を巡る王道コース想定:2泊3日/新千歳空港スタート → 洞爺湖 → 室蘭 → 登別 → 新千歳空港北海道らしい雄大な湖と温泉、海の絶景をまとめて楽しめるのがこのルート。火山が育む大地の恵みと、海沿いのダイナミックな景観を満喫できる、まさに“北海道の王道観光コース”です。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.google.com%2Fmaps%2Fd%2Fembed%3Fmid%3D1EJX4rpcIpeu3j-fzo9fTq1L9BCvvvW8%26ehbc%3D2E312F%22%20width%3D%22640%22%20height%3D%22480%22%3E%3C%2Fiframe%3E1日目:新千歳空港 → 洞爺湖新千歳空港から道央自動車道を経由して約2時間。まずは洞爺湖エリアへ向かいます。湖畔では、ロープウェイで登る有珠山展望台や、湖を一望できるサイロ展望台が人気。晴れた日には、羊蹄山や中島を望む絶景が広がります。昼はレストラン望羊蹄で名物のポークチャップを。分厚い豚肉にデミグラスソースが絡む、地元民にもファンが多い名物グルメです。夜は洞爺湖畔亭などの温泉宿に宿泊。湯船の向こうには静かな湖と羊蹄山の稜線が広がり、夕暮れ時の露天風呂はまさに極上のひとときです。2日目:洞爺湖 → 室蘭 → 登別午前中は洞爺湖観光をゆっくりと。中島行きの遊覧船に乗って湖上散策を楽しんだり、湖畔遊歩道をのんびり歩いたりと、朝の静かな湖の表情を味わいましょう。昼過ぎに洞爺湖を出発し(約1時間)、室蘭へ。海沿いのドライブを楽しみながら、地球岬やトッカリショ展望台などの絶景スポットを巡ります。夕方は白鳥大橋のライトアップに合わせて、祝津公園展望台から夜景観賞を。海に浮かぶ橋の光が幻想的に輝きます。その後、登別へ(車で約40分)。夜は登別温泉街で宿泊。筆者のおすすめは第一滝本館。地獄谷を望む露天風呂や、泉質の異なる多彩な湯船を堪能できる名湯で、旅の疲れをゆっくり癒せます。3日目:登別 → 登別観光 → 新千歳空港朝は温泉街を散策し、地獄谷の湯けむりと火山の迫力を間近で体感。その後はのぼりべつクマ牧場でヒグマを観察したり、ロープウェイ山頂からの展望を楽しむのもおすすめです。昼食後、新千歳空港へ(約1時間半)。温泉と湖、そして海の景観を2泊3日で満喫できるこのルートは、初めての北海道旅行にもぴったりです。洞爺湖と室蘭と登別の他スポットも含めた魅力は以下の記事へ『洞爺湖ドライブコース【札幌から日帰りで満喫】』『室蘭八景ドライブコース【札幌から日帰りで満喫】』『登別温泉ドライブコース【札幌からゆったり日帰り温泉旅】』【積丹・小樽エリア】積丹ブルーと港町グルメを味わう海沿いドライブ想定:2泊3日/新千歳空港スタート → 小樽(2泊)→ 積丹日帰り → 新千歳空港日本海の青く透き通る海と、小樽のノスタルジックな街並みを一度に楽しめる、絶景とグルメのいいとこ取りルート。ウニ丼や海鮮を味わいながら、北海道の“夏の海”を体感できるコースです。1日目:新千歳空港 → 小樽高速で約1時間半。到着後は小樽運河や堺町通りを散策。夕方には運河沿いのガス灯が灯り、歴史的建物群が幻想的な雰囲気に包まれます。2日目:小樽 → 積丹日帰り朝8時に出発し、海沿いの国道229号を西へ。途中の美国で小休憩を挟みつつ、昼前に神威岬へ到着(小樽から約2時間)。断崖の遊歩道からは積丹ブルーの海を一望できます。昼食はお食事処みさきで旬の積丹産ウニ丼(6〜8月限定)を堪能。帰りに島武意海岸や余市の道の駅に立ち寄り、夕方に小樽へ戻ります。3日目:小樽 → 新千歳空港朝は小樽朝市で海鮮丼を味わい、のんびり新千歳空港へ(約2時間)。小樽と積丹の他スポットも含めた魅力は以下の記事で紹介しています『海と夜景を満喫!小樽&余市ドライブコース【札幌から日帰り】』『積丹ブルーとウニを満喫!札幌から積丹日帰りドライブ』【美瑛・富良野エリア】花と丘の風景を巡る、北海道らしいドライブ旅想定:1泊2日/札幌スタート → 美瑛・富良野観光 → 旭川泊 → 旭川空港帰着色とりどりの花畑と広大な丘陵が織りなす“絵になる風景”を楽しむコース。写真映え抜群のスポットが多く、四季の彩りを感じながらのんびりドライブしたい人にぴったりです。1日目:札幌 → 美瑛・富良野札幌を朝出発し(約2時間半)、四季彩の丘や美瑛の丘でドライブ&撮影。昼は富良野でラベンダーグルメを味わい、午後はジェットコースターの路を走り抜け、白ひげの滝と青い池へ。夜は旭川市内に宿泊。2日目:旭川 → 旭川空港朝はカフェや旭川ラーメンを楽しみ、旭川空港から帰路へ。札幌から日帰りも可能ですが、写真を撮りながらゆっくり回るなら一泊が理想です。【帯広・十勝エリア】牧歌的な風景と温泉でのんびり過ごす1泊2日旅想定:1泊2日/帯広空港スタート → 帯広近郊観光 → 十勝川温泉泊 → 十勝エリア観光どこまでも広がる十勝平野と、雄大な牧場風景。北海道らしい「広さ」と「ゆるやかさ」を感じたいなら、帯広・十勝エリアは外せません。帯広空港を拠点に、グルメ・温泉・絶景を効率よく巡れる1泊2日のルートです。 1日目:帯広空港 → 豚丼のとん田 → 帯広競馬場(ばんえい十勝) → 十勝川温泉泊帯広に到着したら、まずは腹ごしらえ。帯広グルメの定番といえば「豚丼」。中でも人気のぶた丼のとん田は、炭火で焼いた豚ロースに甘辛い秘伝ダレを絡めた逸品。香ばしい香りとジューシーな味わいで、旅の始まりから十勝の味覚を満喫できます。食後は帯広競馬場(ばんえい十勝)へ。ここでは、世界で唯一の“ばんえい競馬”を観戦できます。体重1トンを超えるばん馬が、重りを引いて力強く坂を登る姿は圧巻。ナイター開催日ならライトに照らされたレースも楽しめ、旅の思い出に残る迫力の体験ができます。1日目の宿泊は十勝川温泉へ。おすすめは「十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭」。植物性有機物を含むモール泉は、世界的にも珍しい“美人の湯”として知られています。ホテルの近くでは十勝川の流れと夕陽が望め、穏やかな時間が流れます。旅の疲れを癒しながら、ゆったりと夜を過ごしましょう。 2日目:十勝川温泉 → 白樺並木 → ナイタイ高原牧場 → 道の駅おとふけ なつぞらのふる里 → 帯広空港朝風呂で目を覚ましたら、十勝らしい景色を求めて出発。まずは帯広郊外の白樺並木へ。まっすぐに伸びる白樺の道は、まるで映画のワンシーンのよう。車を停めてゆっくり歩けば、清々しい空気の中で北海道の“広さ”を肌で感じられます。次に向かうのは、上士幌町のナイタイ高原牧場。標高約800mの展望台からは、十勝平野を一望できる雄大な眺めが広がります。天気が良ければ遠く大雪山系まで見渡せ、広大な平野と奥に見える山々も十勝らしい癒しの光景。カフェではソフトクリームや地元牛乳を使ったラテも人気です。帰り道は道の駅おとふけ なつぞらのふる里に立ち寄り、旅の締めくくりを。地元食材を使ったピザやスイーツ、特産の小麦を使ったパンなど、最後まで“十勝の恵み”を味わえます。そのまま帯広空港へ戻れば、北海道らしい開放感と癒しを詰め込んだ1泊2日の旅が完結です。【釧路・摩周・美幌峠エリア】湖と湿原を巡る、道東の大自然コース想定:2泊3日/札幌(丘珠空港)→ 女満別空港 → 釧路空港(レンタカー乗り捨て)神秘の湖・摩周湖や、日本最大の湿原・釧路湿原など、北海道らしいスケールの自然を体感できるコース。雄大な景色と静寂の中に身を置く、まさに“自然が主役”の旅です。1日目:女満別空港 → 美幌峠 → 摩周湖 → 川湯温泉札幌市中心部にある丘珠空港から女満別空港へ。道内便は就航距離が短く、プロペラ機が低高度で飛行するため、大雪山連峰を間近に望む空の絶景が楽しめます。空港から約1時間で美幌峠展望台へ。屈斜路湖を見下ろす360度のパノラマは圧巻。硫黄山や摩周湖(第1・第3展望台)を巡り、夜は川湯温泉で宿泊。硫黄の香り漂う名湯に癒やされます。2日目:川湯温泉 → 釧路湿原 → 釧路市街午前はコッタロ湿原展望台と細岡展望台を巡り、湿原の雄大な風景を堪能。午後は釧路市街へ向かい、夜は炉端焼きや釧路ラーメンを味わいます。3日目:釧路 → 釧路空港朝は幣舞橋の朝日を眺め、のんびり空港へ(約40分)。なお、釧路で宿泊せずに釧路湿原観光後そのまま空港へ向かえば、一泊二日でも回れる現実的なコースになります。札幌滞在と組み合わせても二泊三日で収まるため、時間が限られる人にも最適です。【オロロンライン・稚内エリア】果てしない水平線と最北の絶景を巡る旅想定:1泊2日/札幌 → 稚内(宿泊)→ 稚内空港帰着日本海沿いを北上し、利尻富士を望みながら走る絶景ロード。道中の風車群や原野の景観が“北海道の果て”を実感させてくれる、ドライブ好き必見のコースです。1日目:札幌 → 稚内札幌を朝出発し、日本海沿いの「オロロンライン」を北上。途中のサロベツ原野駐車場(オトンルイ風力発電所)では、28基の風車が立ち並ぶ壮大な景観が広がります。 さらに夕来展望所では、晴れた日には利尻島と礼文島を望む絶景。 夕方に稚内へ入り、海沿いのホテルで宿泊。2日目:稚内観光 → 稚内空港朝に宗谷岬や白い道を巡り、昼は海鮮炉端 うろこ亭で名物たこしゃぶを堪能。そのまま稚内空港から帰路へ。北海道らしい「果てしない水平線」「空と海のグラデーション」を感じながら走る、移動そのものが“絶景体験”となる特別なドライブコースです。オロロンラインの他スポットも含めた魅力は以下の記事で紹介しています『オロロンライン絶景ポイントおすすめ8選 ~日本海沿いを走る絶景ドライブ~』【支笏湖エリア】透明度抜群の湖と温泉を巡る自然満喫ドライブ札幌からわずか1時間。手軽に「北海道の大自然」を感じられるのが、支笏湖を巡る日帰りドライブです。火山に囲まれたカルデラ湖は日本屈指の透明度を誇り、晴れた日は湖面が深い青色に染まる“支笏ブルー”が見られます。札幌近郊ながら、静けさと雄大な景色を一度に味わえる、王道の自然ドライブコースです。モデルコース札幌 → オコタンペ湖展望台 → ポロピナイ展望台 → 丸駒温泉旅館(日帰り入浴) → ポロピナイ園地(ヒメマス料理ランチ) → 支笏湖温泉街(水中遊覧船・湖畔散策) → 札幌へ見どころオコタンペ湖展望台北海道三大秘湖のひとつ。森の間から覗く湖面は、季節や天候でエメラルドグリーンから深い藍色まで表情を変えます。朝の時間帯はとくに幻想的。ポロピナイ展望台支笏湖の全景を高台から見渡せるスポット。湖と風不死岳・樽前山を一望できる、写真撮影にも人気のビューポイントです。丸駒温泉旅館(日帰り入浴)湖面すぐそばに建つ老舗温泉宿。湖とつながるような露天風呂からは、風不死岳の雄姿を望む絶景が楽しめます。源泉かけ流しの湯はやわらかく、旅の途中の癒しにぴったり。ポロピナイ園地(ランチ)湖畔沿いにある食事処では、支笏湖名物・ヒメマス(チップ)料理が味わえます。焼きや刺身、天ぷらなど多彩な調理法で、淡泊ながら旨みの深い味わい。湖を眺めながらのランチタイムは格別です。支笏湖温泉街(遊覧船・散策)温泉宿やカフェ、土産屋が立ち並ぶ支笏湖観光の中心エリア。水中遊覧船では、透明度の高い湖の中を間近に観察できます。青い湖面と赤い山線鉄橋のコントラストは、写真映え間違いなし。支笏湖のドライブコースやスポットの詳細な魅力は以下の記事で紹介しています『札幌から1時間!支笏湖日帰りドライブコース』【定山渓エリア】札幌から1時間、自然と温泉で癒やされる日帰り旅札幌市中心部から車で約1時間。気軽に“プチ湯治”が楽しめる定山渓は、地元民の週末ドライブ先としても人気のエリアです。四季折々で景色が変わり、春の新緑、夏の渓谷美、秋の紅葉、冬の雪見露天――どの季節に訪れても、札幌とは思えない自然の深さに驚かされます。モデルコース札幌 → 豊平峡ダム(絶景展望・紅葉スポット) → 豊平峡温泉(源泉かけ流し&名物インドカレー) → 定山渓温泉街(足湯やカフェ散策) → ホテル鹿の湯(日帰り入浴) → 札幌へ見どころ豊平峡ダム札幌中心部から約1時間で行ける、自然と人工美が融合した絶景スポット。展望台から眺める放流は圧巻で、特に紅葉シーズンはダムの奥まで赤や黄色の木々が染まり、まさに秋の名所。電気バスでしか入れない区間もあり、道中の渓谷ドライブも爽快です。豊平峡温泉加水・加温なしの源泉100%かけ流し。少し白く濁った湯は肌がすべすべになる“美肌の湯”として知られ、露天風呂からは山並みを間近に感じられます。名物のインドカレーも絶品で、ラムカリーやハスカップラッシーなど、ここでしか味わえない組み合わせも人気。定山渓温泉街足湯スポットやカフェ、渓谷沿いの遊歩道が整備されており、のんびり散策にぴったり。「二見公園」や「紅葉橋」からは、渓谷と豊平川の流れが美しく調和する絶景を楽しめます。ホテル鹿の湯(日帰り入浴)定山渓屈指の老舗宿で、日帰り入浴にも対応。2022年にオープンしたサウナ「鹿の蒸」では、天然水のオートロウリュや沢水かけ流しの水風呂を体験できます。露天風呂では豊平川のせせらぎを聞きながら、湯けむりに包まれる至福の時間を。定山渓のドライブコースやスポットの詳細な魅力は以下の記事で紹介しています『ダム&温泉で自然を満喫!定山渓日帰りドライブコース』北海道観光FAQ|旅行前によくある質問北海道旅行の計画を立てる際に多くの人が気になる、交通・気候・宿泊などの疑問をまとめました。実際に道内を何度も旅してきた道民の筆者が、リアルな目線でお答えします。Q1. 北海道旅行のベストシーズンはいつ?北海道は四季それぞれに魅力があります。一般的には、6〜9月のグリーンシーズンが最も旅行しやすい時期。気候が安定しており、花畑・ドライブ・アクティビティなど、北海道らしい自然を満喫できます。ただし、エリアごとに見どころのピークは異なります。5月下旬〜6月:桜と新緑の季節(道南エリア)7月〜8月:ラベンダー畑・海鮮グルメのベストシーズン(富良野・積丹)9月〜10月:紅葉ドライブと秋の味覚(道東・大雪山系)12月〜2月:雪まつり・温泉・ウィンタースポーツ(札幌・ニセコ・旭川)Q2. 北海道観光は何泊が理想?初めての北海道旅行なら、2泊3日~3泊4日がゆっくり回れるのでおすすめです。1〜2泊では広大な道内を十分に巡るのは難しく、移動距離も長いため慌ただしくなりがちです。「1日で1エリア」を意識して計画すると、ゆったりと北海道らしい時間を過ごせます。Q3. 移動手段はレンタカーが必須?はい、レンタカーが圧倒的に便利です。鉄道やバスもありますが、主要観光地間は距離があり、本数が限られています。主要空港(新千歳・旭川・釧路・女満別・稚内)にはレンタカー営業所が併設道路は広く運転しやすいですが、ガソリンスタンドや飲食店が少ない区間もあるので注意冬季はスタッドレスタイヤ必須、運転に不安がある場合はツアーやバスプランを検討しましょうレンタカーを借りる際は、複数の会社を比較して料金・車種・装備を選べるたびらいレンタカーが便利です。大手レンタカー会社(トヨタ・ニッポン・オリックスなど)をまとめて比較でき、プランによっては冬用装備(スタッドレスや四駆)込みの格安プランも見つかります。たびらいレンタカーのサイトでは、以下のリンクから主要拠点ごとのプランを検索できます。新千歳空港周辺のレンタカープラン一覧を見てみる札幌駅周辺のレンタカープラン一覧を見てみるQ4. 北海道の気候・服装の目安は?北海道は同じ季節でも地域差が大きいのが特徴です。春(4〜5月):朝晩は一桁台まで冷えることも。薄手のダウンやフリースを。夏(6〜8月):本州より涼しく、昼は半袖でも夜は長袖が必要。秋(9〜10月):紅葉が早く、朝晩は10℃を下回ることも。冬(11〜3月):札幌でも氷点下。防寒ブーツ・手袋・帽子など雪対策を。気温の寒暖差が大きいため、重ね着で調整できる服装が基本です。Q5. 食べておくべき北海道グルメは?エリアによって名物が異なるのも北海道の魅力。地元でしか味わえない旬の味をぜひ。札幌:味噌ラーメン・スープカレー・ジンギスカン小樽・函館:海鮮丼・寿司積丹:ウニ稚内:たこしゃぶ道の駅や市場を巡る“ご当地グルメドライブ”も人気です。Q6. 北海道の観光地はどのエリアを回ればいい?大きく5エリアに分かれています。道央(札幌・小樽・支笏湖・登別):初めての北海道旅行に最適道南(函館・洞爺湖・室蘭):歴史と港町の風情を満喫道北(稚内):果てしない海と原野の絶景道東(帯広・釧路・摩周湖・知床):大自然と野生動物の宝庫道北〜道央をまたぐ富良野・美瑛エリアは写真映えスポットとして人気Q7. カップル・一人旅でおすすめの過ごし方は?カップルなら、夜景や温泉、海沿いドライブが特に人気。おすすめは「小樽(ロマンチックな運河夜景)」「登別温泉(露天風呂と地獄谷)」「函館(函館山の夜景)」など。一人旅なら、洞爺湖や釧路湿原のように静かな自然を感じられる場所がおすすめです。湖畔に立ち寄って、ゆっくり景色を眺めたり、温泉でのんびり過ごしたり。人混みの少ない時間帯に訪れると、まるで自然と対話しているような穏やかなひとときを味わえます。北海道観光まとめ|何度でも訪れたくなる北海道へ雄大な自然と、季節ごとに表情を変える絶景。北海道の魅力は、どの季節・どのエリアを切り取っても“ここでしか味わえない旅”ができることにあります。春は桜や新緑、夏は花畑と海、秋は紅葉と食の恵み、冬は雪景色と温泉。一度訪れても、次は違う季節・違うエリアへと何度でも足を運びたくなる。そんな奥深さが、北海道の旅の魅力です。そして、どの旅も「車で走る時間」が特別な思い出になります。まっすぐに伸びる道の先に広がる景色、信号もない道で聴くエンジン音、ふと立ち寄ったカフェや道の駅の出会い――。そのすべてが、北海道らしい旅の醍醐味です。次に読みたい関連記事北海道をもっと楽しむために、目的別のガイドもぜひチェックしてみてください。🚗 札幌近郊の日帰りドライブコース特集支笏湖・定山渓・小樽など、道民の筆者が実際に走って選んだおすすめルートを紹介。♨️ 札幌近郊の温泉まとめ|道民が選ぶ癒しの名湯21選登別・洞爺湖・定山渓など、宿泊・日帰り両方で楽しめる温泉を厳選。🏞️ 道民が選ぶ 札幌から2時間で行けるおすすめドライブスポット20選洞爺湖や室蘭、ニセコに積丹。札幌から少し足を伸ばすと行ける自然豊かなスポットを紹介。🚗 道民が選ぶ 札幌から1時間で行けるおすすめドライブスポット14選小樽や定山渓、支笏湖といった札幌から気軽に行けるおすすめスポットを紹介。最後にこの記事で紹介したスポットは、どれも実際に道民が「何度行ってもまた行きたい」と感じる場所ばかり。ガイドブックでは伝わりきらない、空気や光、土地のぬくもりを感じながら、自分だけの“北海道の一枚”を見つけてみてください。次に訪れる季節は、どんな景色が待っているでしょうか。その答えを探しに、また北海道へ――。